あとがき
最後までご覧くださってありがとうございます。
普段はあとがきは書かないのですが、この作品には一倍思い入れがあるので書くことにしました。
本作品は、私が高校二年生の頃に執筆した作品です。季節は三月。卒業記念誌として卒業する先輩方へ配布するために発行した部誌に寄稿しました。
卒業記念ということもあり、テーマは『成長』と『旅立ち』です。
また、この作品では普段私が行わないことをしています。それは登場人物の名前です。
読みにくかったかもしれませんが、登場人物に特定の名前はつけませんでした。
これは、どなたが読んでも、『女研究員』と『学者』に誰でもなれるため、です。
もしかしたらこれからの日々に不安があるかもしれない。自分の進んだ道にくたびれてしまうかもしれない。
初めは誰もが『学者』のようだったかもしれないけれど、いつのまにか『女研究員』のように全てに無気力になることもあるかもしれません。
そんなときに、この作品が新しい気持ちにさせてくれたら。そういう気持ちで執筆しました。
サイト掲載にあたり、誤字脱字や細かい文法を修正しました。
文脈や描写など、読み直せばあれもこれも直したいのですが、下手に手を加えてしまうと別の作品になってしまいそうなので、本当に最低限のことしか修正していません。
ですので、「まだ読みづらいよ」というところがあるかもしれませんが、ご了承下さい。
最後になりましたが、2006年に同人誌として発行した際に、「是非挿絵を描きたい」と申し出てくださった 皇☆空穂姉さんに心より感謝いたします。
2012.7.18. ありすうちゃ